自宅の家づくり失敗経験から、
あらゆる工法や素材、建材を必死になって勉強しました。
解ったことは、海外の家と日本の家に根本的な違いがあること。
海外の家づくりは工法がただ一つ。家が長持ちすることが前提で、
その地方、地域の気候、風土に合った素材や建材を
使い職人の技術で仕上げて行きます。
日本のように、「あの工法が良い、いやコレも良いよ。」といったブレがなく、
家づくりがその国の「文化」となっています。
日本の家づくりの多くは、住む人よりもどちらかというと業者側優先。
家づくりを効率よく作って、早く商品にしてしまう
「産業」になっていると言っても過言ではないと思います。
海外へ行かれた方ならご存知だと思いますが
日本の車を見かけることはあっても
日本の家を海外で見ることはあまりないと思います。
どんなに有名な住宅メーカーの家でも
海外の人から見て日本の「家」が
住む人にとって「良くない」という紛れもない事実があるからです。
海外市場に受け入れてもらえない日本の家づくり。
そんなことマイホームを建てるとき考えもしませんでした。
効率を上げるために工業化された建材を多用し、
我が家のように体に悪影響を及ぼす可能性のある
日本の家はいったい何年住めるのでしょうか?
たった30年もたないという事実をご存知ですか?
「この衝撃の事実を伝えなければ。」
そして
「もっと住む人の目線の家づくりの仕事をしよう。」
そう思い立って独立を決心しました。